2026.05.28
テトラのあるまち甲子園-3
兵庫県西宮市甲子園。
西宮市は、「灘の酒」の生産地として知られる灘五郷を構成する今津郷及び西宮郷を有する日本有数の酒どころです。
西宮市では、清酒造り

の伝統及び技を守り、酒文化を全国に発信し、将来にわたって引き継いでいかなければならないと、条例で「清酒による乾杯の習慣を広める」ことが制定されています。
大関や白鹿、白鷹、日本盛等、錚々たる酒造会社が存在し、西宮の地場産業として地域の発展に寄与し、住環境の形成にも大きな影響を与え続けてきました。
私がいつも犬の散歩で甲子園浜に行くときに横を通る今津灯台の正式名称は「大関酒造今津灯台」。
今津港ができたのは、江戸時代の1793年(寛政5年)で、江戸の酒荷を運ぶ樽廻船でにぎわいました。
大関酒造の長部家5代大坂屋長兵衛さんが1810年(文化7年)、この港に出入りする船のために私費を投じて建てました。
現役の航路標識であり木造灯台としては日本最古のもので、西宮市指定文化財です。

でも、最近、残念ながらこの灯台は海と道路の間に移設されてしまいました。
そして、今津港には巨大な水門が出来ています。
もう、この灯台をランドマークとして認識することはできません。
名神湾岸連絡線も都市計画決定しています。
酒どころとしての景観は大きく変わっていきます。