WORKS

2025.01.20

宿泊施設

NIPPONIA播磨福崎

大庄屋「旧三木邸」は300年以上の歴史ある主屋を始め、
副屋・離れ・内蔵・米蔵・酒蔵・角蔵などの9棟で構成され、
民族学の父・柳田國男が幼き食客として招かれた建物である。

建築当時の姿をよく残した、建築学的にも貴重な文化遺産であり兵庫県指定重要有形文化財となっている。
その建物を文化財的な価値を「保護」するだけではなくではなく
宿泊施設として再構築し「活用」した日本で初めての事例である。

建物の持つ歴史を残しながら安全性と快適性をバランスよく改修を行い
まるでタイムスリップしたかのような空間を作っている。
酒蔵を改修したレストランは当時の木組みを大胆に見せており日本の建物のすばらしさをそのまま伝えている。

撮影:岡田 大次郎
令和3年度「人間サイズのまちづくり賞」まちなみ建築部門 知事賞